医学博士 日本糖尿病学会専門医
年末年始休診のお知らせ
12月28(水)から1月5(木)まで休診とさせていただきます
インフルエンザ予防接種 残りわずかです
接種費用 3000円 65歳以上 1500円 (13歳以上は1回)
お子様(13歳未満) 3000円(2回分)
2011.11.10 糖尿病予防講演会(茅ヶ崎市役所コミュニティーホール)
多くの方に来ていただきました、ありがとうございました。
「糖尿病の診断基準が変わりました」
今回約11年ぶりに診断基準が改訂されました。新たに診断基準にHbA1cの項目が加わりました。従来の診断基準は、@空腹時血糖値126mg/dL以上、A75g糖負荷試験で2時間値200mg/dL以上、B随時血糖値200mg/dL以上のいずれかが複数回の検査で認められれば糖尿病と診断されていました。今までHbA1cは補助的に用いられていましたが、今回の改定ではHbA1cは診断の上位になり、上記@〜BのいずれかにHbA1c6.1%以上で糖尿病と診断されます。
最近健康診断でもHbA1cを測定することが多くなっています。糖尿病を放置しておくと知らない間に合併症が進行している可能性があります。血糖値が高め、HbA1cが高めなど指摘されたことが一度でもある方は詳しく検査してみてはいかがですか?
「糖尿病について」
糖尿病は国民病とまで言われるようになり、厚生労働省の平成19年 における調査によれば「糖尿病が強く疑われる人」(HbA1cが6.1%以上か、現在治療を受けている人)は890万人、「糖尿病の可能性を否定できない人」(HbA1cが5.6%以上6.1%未満で現在治療を受けていない人)は1320万人、両者合わせて2210万人と推計されています。実に40歳以上の3人に1人が糖尿病かその疑いがあるのです。これほど多くの患者さんがいながら実は治療を受けている人は少ないのが実情です。
糖尿病はどんな病気なのでしょうか。簡単に言うと血糖値が高くなる病気です。血糖値が上昇するとすい臓からインスリンというホルモンが分泌され血糖値を低下させるのですが、糖尿病ではインスリン分泌が低下したり、働きが悪くなり血糖値が高くなってしまうのです。原因はさまざまですが、遺伝的要素に加えて、食べすぎや運動不足など生活習慣が原因で起こることが多いのです。
糖尿病はなぜ治療しないといけないのでしょうか。それは糖尿病を放置しておくといろいろな合併症が起こるからです。網膜症、腎症、神経障害などの3大合併症のほか脳梗塞、心筋梗塞などさまざまな病気の危険があります。糖尿病性網膜症による失明や腎不全による透析導入の原因の上位は糖尿病です。また、心筋梗塞、脳梗塞を起こす危険も糖尿病でなはない人に比べて数倍高くなるのです。
糖尿病は初期には症状はありませんが放置していると合併症がじわじわと進行していくため早期発見早期治療が重要です。早めに受診し治療することによって合併症を予防し健康な生活をおくるようにしましょう。





